太平洋戦争)その8開戦〕その7

大東亜新秩序に従い独立を勝ち得た国もあり(ビルマ、フィリピン等)、日本の治世も必ずしも悪くはなかったと言い張る輩も居るそうですが、朝鮮・中国のみならず1941年12月25日から4年間支配した香港でも日本の評判は悪いのです。これは英国が惜しまれながら去って行ったのと大きな違いです。

現実には東条以下が戦争を当てもなく引き伸ばしたのはご承知の通りです。その事により、上記に大雑把に9分類させて頂いた如くに、国民に甚大な被害・損害或いは死・傷を与えました。特高憲兵を使い本当に非人間的なやり方で国民を愚弄しました。これらの罪が軽かろう筈がありません。従って以下に列挙する戦時内閣の閣僚は全員、国民の糾弾を受けるべきであります。中でも一番罪深いのは国内だけでなく海外の国々にも害を及ぼした東条英機であります。それがアメリカの謀略の一環なのかもしれませんが、日本国内でこの問題に関しきちんとしたけじめがつけられていないため、日本が今ひとつ国際舞台での発言権が弱く、北朝鮮あたりに付け込む隙を与えてしまっております。是非ともきちんとしたけじめをつけなければいけません。それでは次にこの罪深い戦時内閣の全閣僚を列挙いたします。
東条英機内閣 1941.10.18〜1944.7.18
総理:東条英機
外務:東郷茂徳東条英機(兼務)、谷正之、重光葵
内務:東条英機(兼務)、湯沢三千男、安藤紀三郎
大蔵:賀屋興宣、石渡荘太郎
陸軍:東条英機(兼務)
海軍:嶋田繁太郎、野村直邦
司法:岩村通世
文部:橋田邦彦、東条英機(兼務)、岡部長景
農林:井野碩哉、山崎達之輔
商工:岸信介東条英機(兼務)
農商:山崎達之輔、内田信也
軍需:東条英機(兼務)
逓信:寺島健(兼務)、八田嘉明(兼務)
鉄道:寺島健(兼務)、八田嘉明
運輸通信:八田嘉明(兼務)、五島慶太
拓務:東郷茂徳(兼務)井野碩哉(兼務)
大東亜:青木一男
厚生:小泉親彦
国務:鈴木貞一、安藤紀三郎、青木一男、大麻唯男、後藤文夫、岸信介藤原銀次郎
書記官長:星野直樹
法制局長官:森山鋭一
(同一人物が兼務でなく複数回出ている場合には任期がずれています。)